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2010/05/12

表参道の交差点

 



久しぶりに朝の時間がとれたから、次の予定11時までの間、早めにうちを出て、表参道へ向かった。


朝から気持ちのよいお天気だったから、とっても食欲があって、それなら焼きたての美味しいパンでも食べようかなって座ったのは、アンデルセンの地下一階のカフェ。


バターたっぷりのデニッシュとカフェラテの朝。
マクロビ実践していたから、このメニューは豪華で愛すべきオーダー。ボロボロとプレートニデニッシュのかけらを落としながら、食べていた。


ほんの30分だったけれど、満足して階段を上がると外は雨。向かう場所は原宿だったからまあ、カサ買わなくてもいいかな、またカサがふえるのもイヤだし、っていうことで、降りしきってはないと決めてカサなしのまま、交差点で信号待ちをしていた。


カサなし組もぱらぱらいてまあいっか、なんて思っていると、込み合っている信号待ち集団の中に女の人が入ってきた。なんかわたしのパーソナルエリアに近づいてくる、なんだろう、ちかいなあ、この人、ってちょっと不愉快に感じはじめていたら、「あなた、はいこれ」ってカサを渡されて。「あなた必要でしょ」「えっ、あ」「わたし近いから」ってそのまま犬連れて渋谷方面246をとーって行った。「あっ ありがとうございます!」


カサなしグループは私のほかにもいた中で、カサを与えられたわたし。強くカサを欲していたワケじゃない。ただ私はカサがなくて、少し困っていた。


いいえ、ほんとは雨はすごく降りしきっていたのかもしれなくて、雨にぬれているわたしはあまりにもかわいそうな私だったかもしれなくて、どんな理由かなんてやっぱりちっともわからないけれど。


でも、そんなことわからないんだと思うの。どんなふうに私が見えたかなんて自分では見えませんもの。それに、きっと女の人、ほんとはあちらのかっこいい男の人に渡したかったんのになんであの子にあげたんだろう、ところで、あの子「ありがとう」っていったっけ?って二人ともわからないままにただ、そういうことが起きたかもしれない。


それはきっと、いやアマゾンで星5つの引き寄せの法則が働いたんじゃないの?って言う結論もあったりして、確かに読んでみたけれど、それがぴったりなこの日だったんだろうけど。



すべての出来事に、理由を求めると、きっと世界はつまらいものになってしまうんじゃないかって。だから、この日は、奇跡があったんだよーって、そう名づけたほうがリアリティがある。










2010/01/19

わたしの趣味

 




趣味はなんですか?
あ、はい感情を集めることです。




感情を集めてきた、ずっと。
ひとつひとつを箱にしまって私の中の感情をその箱に移す。


生きてきた証。
箱に封印すれば、ずっと感情は生き続けて、自分自身だと感じられる。


でも



どうしたって忘れていく。
十分に感じきれば、そこに止めてほしくてもどんどん忘れていく。

ずっとは生きられない、あれら生きる感覚らは。

しまっては、再びあふれ出す感情たちに印をつけては、とどめておきたいけれど。溢れ出すこともなくなると彼らは彼らの星に帰ったんだと思うようにした。


過去のそれを共有した場所、人々に会ってみようかと思ったところで、思い出しながら、その過去の話を進めてみようとしたところで、何処にも自分の感覚の痕跡が見えなくなって、変ってしまっているこの現在の曲線。


見えているのは、ただの映像、ただの事実。
ニュースで読み上げられるような。
そう、いつだって事実だけが生き残り、名前と顔はくり返し入れ替わり出来事が作られて歴史が人類の歴史が壮大に造られていくように、きみのあたまの中には、エコーが残る。知覚の記憶だけが過去を持って。私の心にはまったく何も沸きあがってこない。



感情の記憶をとどめておくために人は、あたまの中を何度もめぐって、あのときのあの人のそして私の気持ちっていうのに触れてはスイッチオンで思い出し映像をまわして確認する


今がよくも悪くもあのときの自分は、生きていたんだって、懐かしく思い、生きてきた証に身軽さを与えて。