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2026/04/05

永遠の無

 




桜を枝から離し、お花として眺めてみた

赤ちゃんみたいに繊細で小さな雄しべが鳴り響く星々の一群


ひとときの時間で終わってしまうのに、やってくるのは永遠からの幸福


なにもないところからくる、あの無の感覚


こんな世界を毎年見せてくれていたなんて。









2026/01/26

なにもない幸福


何も考えていない時

考えが意識の中を占領していない時

空間にたちまち幸福が立ち現れてきて

考えている何かがどこかにいく。

考えている私がとおのいていく。

何もない空間で

幸福の感触があなたの意識に触れる。




















 

2025/06/16

芍薬と影と。

 



大きな花頭の芍薬が、とうとう花弁を落としてドサッと落ちた。

窓から差し込む光が透明な花の繊維を透過して美しかったよ。







花弁は、芍薬の集合体から離れて花弁としての新たな生命を映しだしていて、全体で在った頃では、知覚できなかった一つ一つの命脈が輝いていて。






どこまでが生きていることで、どこまでがその終わりなのか。


境界線のありかを探求しようか。そんなことはもういいか。