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2023/11/13

圧倒的なエネルギーに巻き込まれたBjorkのコンサート

 


3月にガーデンシアターで行われたBjorkのコンサート。Bjorkを知ってから初めて行くコンサートで、気持ちは高揚。



あまりにも圧倒的なエネルギーを受けて、撃沈。時間が経てば、言葉になるものかと思っていたけれど、やっぱりあれは難しい。


普段行っているライブと違って、ずーっと受け身状態。Bjorkが放つエネルギーを受けっぱなしで、オープニングからマスクの中では号泣の嵐。どこからこの感情が沸き起こってくるのか不思議なほど嗚咽するほど泣いていた。


けれど、だんだん場に慣れてくると、いろいろなことが気になり始める。つまり、思考が動いて何かを判断しょうとする。そのままのエネルギーではなくて、思考のフィルターを通して判断しようとする動きがおきてくる。


目を閉じよう。
感じたいのだから。


少し油断すると思考が掴もうとする。なにを掴もうとするのか、掴んでどうしたいのか分からないけれど、そんな感覚は嫌だ、もっと目の前のエネルギーを感じたい。目を閉じて意識を集中する。


座っているから、動き出したい。身体的に動けないから、思考で動こうと、エネルギーを動かそうとしているように。




「ああ、ようやく終わった」


自分の意識を集中するっていう行動が必要だったコンサート。なんか面白かった。思考のレベルでは分かりえない領域に受け身状態でいられない、でていきたくてしょうがない。そんな動きを感じつつも、感覚に集中するというチャレンジがさしだされた時間だった。