何かを表現したい。
何か、自分の中から沸き起こってくる衝動を何に落としていけばいい?
そんな気持ちをそばに置きながら、これかあれかと探って参加して。
たどり着いたところは、子供の時から親しんでいたことだった。
当たり前のようにそこにあって、当たり前のように身近なものって、どうしてこれほどまでに
遠くになってしまうのだろう。
そこにあった、大切なものはすぐそこにあって、既に持っていたものだったなんて!
よく聞くフレーズだけど、そのセリフが自らの中から出てきたとき、すでにあったという感
覚が、愛おしくまた滑稽に感じて、これが人間の物語なんだーとしみじみ感じた。